山登りって辛くないの?

登山をやらない友達と話してて、だいたい聞かれるのが、これ。
そこで先に、誤解を恐れずに言います。

登山はスポーツです。

スポーツとは何ぞやという定義はさておき、サッカーとか、バスケットとか、スポーツ全般に言えることだけど、ちゃんと運動すると疲れるし、それ相応の練習をしないと上手くならない。練習をすると、少しづつ上手くなって、楽しくなってくる。もちろん、才能とか、運動神経の差があって、すぐ上手になる人もいるし、めちゃめちゃ練習するけど、全然思うようにいかない人もいるんだけどね。

何が言いたいかというと、登山もそれと一緒。

ただ、方法は歩くだけ。ただし、全身をつかって。

まあ、鎖場とか、渡渉とかだんだんエスカレートwしていくと、クライミングとか、沢登りとかになってきて、しまいにはアイスクライミング始めて見ちゃったりとかあるんだけど、危ないからよい子はマネしないでね。

実は、山に登って山頂を目指すのに、技術はそれほど必要ないんです。だって、みんな富士山登ってるじゃん?登山なんてやったことない人が、狂ったように革靴で登ったり、徹夜で登ったりして、いけるじゃん!って言ってるくらいだし。

けど、無事に何事もなく次の日、生活できるかといえば、そんな訳ないんですよね。富士山を革靴で登ったら、靴擦れで酷いことになるし、革靴だってヨレヨレです。加えて、徹夜で登ったら、高山病でアタマがガンガン痛いだろうし、いい思い出が出来るかといえば、そんなはず無い訳で。

誰でも登山はできます。これは、断言できます。
※ただし、その人に合った登り方や装備、ペース配分で登ればです。

僕の経験上、だいたい、30歳前後の登山やったことがない自称体力無い人でもコースタイムで歩けば、登り2時間の山なら概ね快適に登れます。(きっと、翌々日に筋肉痛が来ますが。)

このコースタイムで歩くっていうのが難しくて、初めて登る人はだいたいはじめに”よっしゃーいくぞー”ってハイペースで登りはじめて、後半でバテるのがお約束。まさにウサギとカメ。普段から運動して体力をしっかりつけているような人でも、汗ダラダラで登ってるのを見ると、もうちょいペース配分上手くすれば、全然登れるのになぁって思うわけです。

んじゃ、どんなペースで登るのがいいの?って問いにシンプルに答えるなら、

普通の歩くペースで、歩幅だけ半分にする。

この一言。以上。
例えば、スクワットで膝90°曲げて10回しっかりやりなさいって言われると、普段から鍛えてないと割とパンパンになりますが、その半分くらいのちょっとだけ(135°に)曲げるのを20回テキトーにやってみてって言ったら、恐らくそんなに難しくなくできると思います。そんな感じ。
ただ、この歩幅を半分にするって難しくて、慣れるまでは、下ばっかり見て姿勢が悪くなったり、気が付くと、元の歩幅でゼーゼー登ってたりするの。

最終的には、ペースを意図的に落として登るためのものなので、そんなに難しく考えなくてもいいです。ちなみに、コースタイムもだいたいそのくらいのペースだったりします。

要は、登山って疲れないように(疲れすぎないように)登るものなのです。

何事も経験!いっぱい山に登ってくださいね。
※ただし、くれぐれも無茶は禁物です。

山登りって辛くないの?” に対して2件のコメントがあります。

  1. みど より:

    なるほどー 本当にそうですねぇ
    なんかふっと 腑に落ちました。
    ここ3年ほど コロナになってから 全く登っていないのですが、また始めたくなりました。もちろんほぼほぼ初心者です。
    23の娘がいて、社会人2年目になるので 彼女も仕事だけじゃなくて 山登りを再開したら 楽しいのではと思ってこのサイトに辿り着いたのです。

    1. づま より:

      返信遅くなりました。コメントありがとうございます。
      登山は気軽に始められるいい趣味ですよね。
      4~5時間歩くのはキツイですが、2~3時間のハイキングコースなら、ご飯もおいしく食べられますし、健康にもいいですし、ストレス解消にもなりますので、軽いところから是非始めてみてください!

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